――スペインワインのニュースタイル――
ルエダ
産地:ルエダ Rueda
特徴:首都マドリの北西に位置し、ポルトガルにほど近いスペインを代表する白ワインの名産地です。
隣には赤ワイン産地のトロを擁しています。
他の作物がまともに育たないほどの、痩せた土壌と乏しい雨が、抜群の品質のブドウを育みます。
ルエダの冬は厳しく、乾燥して晴れた日が多いため、ブドウは完熟して果皮に強い芳香を生じます。
主要品種はベルデホという白ブドウですが、デリケートで扱いづらいため世界でもここでしか栽培されていません。
成功を収めつつある輸入ものソーヴィ二ヨン ブラン種の挑戦にもたじろぐことなく、ベルデホは「ルエダの誇り」とも呼ばれ、確固たる地位を保っています。
月桂樹のようなハーブ香を含む豊かな香りを持ち、コクがあって、熟成するとナッツの風味を持つようになります。
収穫されるブドウは抜群の品質を誇るルエダは、先のソーヴィ二ヨン・ブラン種を含め、フレッシュでさわやかな飲み口を持つ白ワイン産地へと近年生まれ変わりました。